そもそも格安SIMとは何なのか?
格安SIM(シム)といいうのは何かというと、
スマホの中には、マイクロSDみたいなチップみたいなものが入っていて、
それが、090-XXXX-XXXXというその人の番号の情報を持っている、という仕組みになっています。
1つのSIMに、1つの番号があてがわれているんですね。
なので、あなたが持っているSIMを、ほかのスマホに入れ替えて、そこから電話をすると、なんと、あなたの番号から発信できてしまうのです。
ざっくり言うと、そういう仕組みです。
僕もこれを理解するまで、すごく時間がかかったのですが、要はそういうことのようです。
入れ物(スマホ)とチップ(SIM)さえあれば、電話になる、ということですね。
それで、格安スマホ、というものと、格安SIMというものがありますが、これがややこしくて、最初理解できませんでした。
格安スマホというのは、要するに、入れ物のことです。
Xperiaだったり、iPhoneだったり、いろいろありますよね。
そのスマホ自体が安い中国製とかだと、格安スマホ、ということになります。
本来は、その入れ物に入れるチップは、docomo、ソフトバンク、auという3社が携帯大手なので、その3つのどれかのSIMを使うわけですが、格安SIMというのは、その大手3社どれかの回線を「間借り」して事業を行っている会社が作っているSIMということになります。
今回僕が契約した楽天モバイルの場合、docomoの回線を使っています。
今まで使っていたiPhoneは、ソフトバンクなので、画面の左上に、
「Softbank」と表示されていますが、楽天モバイルに変えたら、そこが、
「docomo」に変わりました。同じ入れ物(iPhone)を使っているのに不思議ですね。
で、その間借りしている業者というのは、設備投資が必要なかったり、店舗がなかったりすることで、資金や人件費が大手3社に比べ、各段に少なくて済むので、契約料も安くなる、ということです。
ところで、先ほど、「同じ入れ物(iPhone)」と書きましたが、SIMも同じものだったのでしょうか?
答えは、NOです。SIMは、ソフトバンクのものから、楽天モバイルが提供してくれた、SIMに変わりました。
それで、先ほど、
1つのSIMに、1つの番号があてがわれている
と書きましたが、ソフトバンクのSIMから楽天モバイルのSIMに変わったのなら、
携帯の番号も変わるんじゃないの?と思いませんでしたか?
本来ならそうです。
でも、携帯の番号が変わるのって、色々と面倒ですよね。
そこで登場するのが、MNP(エムエヌピー)です。
MNPとは、携帯電話番号ポータビリティの略(Mobile Number Portability)のことで、
要するに、今まで使っていた番号を他社の携帯に乗り換えても使えますよ。という方法のことですね。
今までは、ソフトバンクからdocomoに乗り換えるとしたら、機種も変更していたと思いますが、実はその時に、その新しい機種についているSIMに、今までの番号のデータを移していた(MNPしていた)ということになるわけです。
それで、格安スマホや格安SIMが出てきた今は、大手3社以外の業者に乗り換える時も、同じようにできますよ、ということです。
なので、入れ物やチップがどんなものに変わっても、今までと同じ携帯番号を使って乗り換えられるようになっているんですね。
順を追って書いてきましたが、なんとなくわかってもらえたでしょうか?
でも、それができない場合があります。
この言葉も聞いたことがあるけどよくわからない、という方が多いのではないでしょうか?
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